2011年6月7日火曜日

超音波ガイドCV穿刺について

正式に沖縄でお話させていただけることになりました.タイトルが"エコーガイド”と和製英語になっているのが気になりますが,それはそれ.あまり拘らずに自分の考えを秋に述べたいと思っています.話の内容はやはり平行法での方法論です.

超音波ガイド神経ブロックでも同様なのですが,平行法をどう行うべきかという教育が,これまであまりなされてきませんでした.ワークショップでは,低い台に載せたボランティアを中腰の姿勢で,中途半端な握り方でプローブをもって,画像を描出するだけでした.それでは,平行法で安全に針を刺すことはできないのです.これまでのワークショップが軽視してきた部分に光を当てるだけで,安全性はグット高まります.

名古屋大学のCV穿刺のガイドラインは有名なのですが,改訂作業が行われています.実は私はその改訂には全く携わっておりません。秋にお話する内容がうちのガイドラインとは思わないでください.あくまで超音波ガイド神経ブロック教育プログラムで、僕が教えている技術のひとつですので,あしからず.

5 件のコメント:

  1. おはようございます。
    日本医学シミュレーション学会がCV講習を行っていますが、これだと一通り先生の仰っている事が勉強できますでしょうか?その辺についてご存じでらっしゃいますか?私はもう年齢上は指導者講習に出て指導者側に立つようになると思うのですが^^;

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  2. 全然、シミュレーション学会にも参加していませんから、そこではどのような指導が行われているか知りません。恐らくは、僕の視点で教育がなされてはいないように思います。

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  3. 平行法をどうやるべきかというところまで,踏み込んで教育しているとは思えません.そうであるのなら,僕の所に依頼はきていないと思います.

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  4. よこからレスですが、
    日本医学シミュレーション学会で教えているのは、交差法によるCV講習です。これで統一することになっています。そんな意味で今回の臨床麻酔学会がどんな展開になるか期待しているところです(ちょっとだけLove注入しました)。

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  5. 僕が呼ばれた経緯が知りたいですね~.僕はYasu先生にしか,平行法での腋窩静脈穿刺のうんちくはたれておりません.ブログを見てくださったのかな~企画した先生が.チャンスを頂けたことに感謝したいです.

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