サンプルサイズを計算する前に,次の7項目をあらかじめ決めないといけません.
1)自分が予定している臨床研究のPrimary Endpointは何にするか?
2)それをどういった統計解析で検討するか.
3)検出される差がどれくらいか.
4)Primary endpointで測定する項目のばらつき(標準偏差)
5)αエラー:有意差がないのにあるとしてしまう確率.
6)βエラー:本当は有意差があるのにないとしてしまう確率.
検出力1-β:有意差があるものを,しっかりと有意差があると検出する確率.
7)実際に何人くらい患者を集められるかの把握.
例えば,下腹部開腹術における硬膜外麻酔とTAPブロックの鎮痛効果を比較する場合に,他の論文の結果から数値を見積もっていきます.
1)鎮痛補助で使用するモルヒネIV-PCAにおける術後48hにおけるモルヒネ消費量を
2)t検定を使って比較する.
3)硬膜外麻酔にIV-PCAを併用している論文から硬膜外麻酔群のモルヒネ使用量40 mg,TAPブロックにIV-PCAを併用している別の論文からTAPブロック群のモルヒネ使用量は50 mg.よって10 mgの差が検出されるだろうと考えます.
4)二つの論文から,両グループのモルヒネ使用量の標準偏差は30 mg
5)αエラーは通常,5%とします.非劣性試験では片側検定ですが,通常の臨床研究では両側検定とします.統計ソフトでは勝手に両側検定,片側検定を決めてくれますので,5%と入力すればいいだけです.
6)βエラーは20%.検出力1-βは80%とします.
7)うちの病院では,下腹部開腹術はA,B両先生がいつも同じアプローチで手術していて,年間に40例近くこなしているから,1年半あれば結果が出せるはず・・・
ここまで,数値を見積もっておけば,あとは統計ソフトを使えばサンプルサイズを計算してくれます.
1)自分が予定している臨床研究のPrimary Endpointは何にするか?
2)それをどういった統計解析で検討するか.
3)検出される差がどれくらいか.
4)Primary endpointで測定する項目のばらつき(標準偏差)
5)αエラー:有意差がないのにあるとしてしまう確率.
6)βエラー:本当は有意差があるのにないとしてしまう確率.
検出力1-β:有意差があるものを,しっかりと有意差があると検出する確率.
7)実際に何人くらい患者を集められるかの把握.
例えば,下腹部開腹術における硬膜外麻酔とTAPブロックの鎮痛効果を比較する場合に,他の論文の結果から数値を見積もっていきます.
1)鎮痛補助で使用するモルヒネIV-PCAにおける術後48hにおけるモルヒネ消費量を
2)t検定を使って比較する.
3)硬膜外麻酔にIV-PCAを併用している論文から硬膜外麻酔群のモルヒネ使用量40 mg,TAPブロックにIV-PCAを併用している別の論文からTAPブロック群のモルヒネ使用量は50 mg.よって10 mgの差が検出されるだろうと考えます.
4)二つの論文から,両グループのモルヒネ使用量の標準偏差は30 mg
5)αエラーは通常,5%とします.非劣性試験では片側検定ですが,通常の臨床研究では両側検定とします.統計ソフトでは勝手に両側検定,片側検定を決めてくれますので,5%と入力すればいいだけです.
6)βエラーは20%.検出力1-βは80%とします.
7)うちの病院では,下腹部開腹術はA,B両先生がいつも同じアプローチで手術していて,年間に40例近くこなしているから,1年半あれば結果が出せるはず・・・
ここまで,数値を見積もっておけば,あとは統計ソフトを使えばサンプルサイズを計算してくれます.
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