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2011年11月29日火曜日

再び天井で・・・orz

家が完成し,自転車置き場と薪置き場を造ってもらっています.薪置き場はほぼ完成し,今日は自転車置き場ができるはずでした.妻からは素敵な自転車置き場がほぼできあがっているとメールが仕事中にきてました.
僕も楽しみにしながら帰ってきましたが,喜びはすぐに怒りに変わりました.天井が低すぎる・・・・・
この自転車置き場は唯一,庭に通じる裏通路になっています.重たい薪を庭に運びたいときに,途中で首をかしげるような動作は背中を痛めます.見れば見るほど,怒りがわき上がり,図面を検討すると,図面には2メートルの高さ指定になっています.図面のとおりに作成していない.僕が許せないのは,この自転車置き場の木を固定するために新築の我が家の壁に穴を開けてしまっていることだ.怒りに煮えくりかえる心を冷静にしつつ,すぐに作り直すように,開けた穴は修理するように指示しました.お風呂に続き,天井の高さに苦しめられるとは・・・・しかし,平均的な日本人の身長からしても,この天井は低いと,造っている最中に気づかなかったのだろうか?

2011年11月28日月曜日

薪割体験ツアー その2 すごいオプション

AA先生のご実家に薪割体験にお伺いしたのですが,もうひとつ楽しみにしていたことがありました.それはAA先生のお兄様にお会いすることです.AA先生のお兄様は,ガンダムに出てくるジープや戦車を1/1スケールで作成してしまう方で,その道では知る人ぞ知る有名人です.所ジョージや探偵ナイトスクープも取材に訪れたそうです.ジープや戦車は中古車を改造して,寸分違わぬもににするそうです.実際の大きさにすると,どれくらいになるかをまず電卓で計算し,改造する中古車の車種を選定するそうです.作り方を本にしていらっしゃいます.

ということで,あこだれのガンダムの地球連邦軍ジープ,ラコタに試乗させて頂きました.ラコタはちゃんと動くそうです.

名古屋大学超音波ガイド神経ブロック教育プログラムで,AA先生のの隠れオプションでもあります.






2011年11月27日日曜日

薪割り体験ツアー その1

今日は,AA先生ご両親のご厚意で,AA先生のご近所で薪ストーブ経験豊富なOさんのところで薪割り体験をさせていただきました.家族を連れ,途中でAA先生をpick upして,AA先生のご実家に行きました.到着すると,一家総出でお出迎えしていただき,そのまま,Oさんのお庭に直行し,薪割りをしました.Oさんはディーゼル機器販売の社長さんで,仕事柄いろんな器具を使ってお庭にウッドデッキや薪置き場,燻製窯など,ご自身で造ってしまわれる方でした.広いお庭で,薪を割りながら,薪割りのコツや薪ストーブライフの楽しみ方を伝授していただきました.薪ストーブで一番怖いのは煙突火災ですが,煙突火災もすでに数回経験しているということで,煙突火災が起きるときの状況を詳しく教えて頂きました.
子供達も人生初の薪割で大興奮でした.
AA先生のご実家で昼食までご馳走になりました.AA先生のお母様からは,ご馳走だけではなく,オーブンを使った料理について教えて頂きました.

2011年11月25日金曜日

二度目のShin splints

Shin splintsとは,脛骨過労性骨膜炎といって運動のしすぎで脛骨の遠位1/3で骨膜炎を生じ,強い痛みを生じるスポーツ障害です.僕は大学のボート部時代にshin splintsになって歩けなくなったことがありました.実は,先週あたりから急に右脛骨の遠位1/3が痛くなりはじめ,次第に悪化.ちょっと足を引きずってます.この年でshin splintsにまたなるとは思いもしませんでした.しかも同じ場所.原因はわかっています.手術室でMBTシューズをしっかり履くのが面倒になって,かかとを潰して歩いていたからです.MBTシューズのかかとを潰した状態で歩くと,下腿に負担があるなとは思っていましたが,その状態で急がしく手術室を動き回っていました.その上に自転車通勤で片道11kmを往復するので,負担がかかったのだと考えます.とりあえず,ロキソニンを服用しながら,安静にして自転車通勤することにします.

久しぶりのメス

今日は,久しぶりにメスを握りました.通常は脊髄刺激電極や硬膜外ポート埋め込みのためにメスを握りますが,今日は僕が埋め込んだ脊髄刺激電極を抜去するための手術でした.感染が起きたとか,リードの断線という理由ではなく,患者さんが本来の自分を取り戻すための手術でした.慢性痛に対して医学の力に頼り切ってしまうのではなく,自分の力で慢性痛と向き合い,職場復帰をすると患者さんが決心をしたからでした.職場は脊髄刺激電極が入っている体では働けない環境だったのです.

彼が初めて診察室に入ってきた時,僕は彼を任侠の人だと勘違いをしました.しかし,人なつっこい笑顔が印象的でした.はじめは僕の外来にちょこっと来るだけ.しかし,いつの間にか仕事を辞め,ワンショットの鎮痛剤に依存しかけていました.そこで僕が中心となって疼痛治療をすることにしました.その後もいろんな問題がありましたが,長いトンネルをようやく抜けようとしているのかなと思っています.まだまだ僕との二人三脚が続くと思いますが,まずは彼の決断にエールを送りたいと思います.

2011年11月23日水曜日

戦場麻酔におけるcontinuous TAP blockの役割

五所川原の佐藤先生が以前,僕に「麻酔科学は米国が戦争を起こす度に躍進する.」と教えてくれました.ベトナム戦争における輸液,9.11以後のアフガン・イラク戦争における神経麻酔と超音波ガイド神経ブロックが良い例です.

Pain Medicine 2010;11:1426-9で,アフガン戦争における戦場麻酔としてcontinuous TAP blockの有効性が報告されています.凝固異常をもった重度腹部外傷患者に応用したのです.Continuous TAP blockは二日にわたるダメージコントロール・サージェリー後に,超音波ガイド下に挿入されています.針はBBのContiplex Tuohy needleを使って,40万倍アドレナリン入り0.5%ブピバカインを20mlを投与してから,カテーテルを挿入しています.各カテからは0.125%ブピバカイン8ml/hで投与していきます.Continuous TAP blockによる良好な鎮痛により,抜管が可能となり,患者のを搬送させることができたようです.

この論文は,自爆テロの被害者をダメージコントロール・サージェリーで如何に救命したのかが良く理解できる内容になっています.その意味でも一読をお勧めします.

薪ストーブに初挑戦

23日早朝に,僕は初めて薪ストーブに火をつけました.薪ストーブはバーモントキャスティング社製のイントレピッドⅡです.針葉樹の小さな薪を積んで着火剤で火をつけましたが,1回目はすぐに火が消えてしまい,再度小さい薪を組み直して,二個目の着火剤を使いました.2回目はよかったようで,火がどんどん大きくなり,広葉樹の大きな薪を投入しました.途中何度もウッドデッキに出ては煙の出方をみていました.薪ストーブが250度になったところで,二次燃焼にして,煙突の煙は消えました.

2011年11月22日火曜日

珍客

今日は当直明けのバイト日でしたが,午前中しか手術がなかったために早く帰ることができました.帰宅してみると,家を建ててくれた大工の桜井さん親子が庭の外壁を完成させてくれていました.すごいなと思って,ウッドデッキに出てみると珍客がいました.
5cmもある大きな体で,枯葉に擬態した蛾でした.ネットで調べると,アケビコノハという名前ということがわかりました.よく見れば葉脈まであります.惚れ惚れしながら,30分ほど観察していました.名古屋の都会でも,家が公園の横だと,いろんな珍客がくるもんなんだと,驚きました.
アケビコノハ


腹直筋鞘ブロック v.s. 局所浸潤麻酔

体幹の神経ブロックの講義をしていると,時に外科医に術野でやってもらってはいけないのですか?と尋ねてくる麻酔科医がいます.僕は決まって「自分でやったほうが効果がよい.」と答えます.外科医が術野でやるのは浸潤麻酔であって,僕たちが超音波ガイドでやるコンパートメントブロックとは異なるからです.

British Journal of Anaesthesia 2011;107:790-5で臍ヘルニア修復術において超音波ガイド腹直筋鞘ブロック(rectus sheath block; RSB)と外科医による局所浸潤麻酔(local anesthetic infiltration; LAI)の鎮痛効果を比べたものがあります.観察者には,どちらの鎮痛法が選択されたのか分からないようにして行われた前向き研究です.

対象は臍ヘルニア修復術を予定された5~18歳の小児54名

超音波ガイド腹直筋鞘ブロックと局所浸潤麻酔ともに,0.25%ブピバカインを体重<12 kgで0.5 ml/kg,>12 to <30 kgで12 ml,>30 to 40 kgで16 ml, >40 kgで20 mlを使用しています.RSBは執刀前に行っており,LAIは手術終了後に行っている.

評価項目は
1.モルヒネ使用量:腹直筋鞘ブロックが有意に少なかった.
         RSB; 0.07 mg/kg vs LAI; 0.13 mg/kg.
2.初回鎮痛薬を要求するまでの時間は,RSBのほうが長い傾向があったが,有意差はあるとは言
えなかった. RSB; 49.7 min vs LAI 32.4 min. 鎮痛薬を使用する人の推移をKaplan-Meier生
存曲線にすると,LAIでは術後早期に使用する人が多かった.
3.フェーススケールによる鎮痛の質に有意差はあるとは言えなかった.        
4.嘔吐の発生頻度も有意差があるとは言えなかった.

鎮痛薬の使用状況から考えると,やっぱり自分の手でコンパートメントブロックをするほうが良さそうです.

2011年11月21日月曜日

腸骨採取に対するTAPブロック

僕は前勤務先で腸骨から採骨して,骨移植する四肢の手術があり,そのときにTAPブロックで腸骨採取の術中の痛みを取ることができるということを掴んでいました.宮島セミナーのために,論文を読んでいたら,腸骨採取の術後痛にPosterior TAPブロックがよいというケースレポートを見つけました.
Regi Anesth Pain Med 2010;35:520-4.

腸骨採取は時に,本来の創部痛より強いことがあり,慢性痛に移行する割合も10 - 34%と高くなっています.筆者らは0.33%ropivacaineを15 ml投与し,皮膚分節遮断域,術後48hのVAS,初回モルヒネ要求時間,18ヶ月後の慢性痛の有無を調べています.これでT9 (95%CI: T7 - T11)からL1 (T11 - L2)までの皮膚分節遮断域が得られ,術後48hの術後痛の4分位範囲はVAS < 4で推移しています.初回モルヒネ要求時間は297 (97) minでした.慢性痛は20%でありました.

彼らのケースレポートを読む限り,posterior TAPブロックは急性痛管理として腸骨採取部の痛みを軽減させるが,慢性痛の発生を減少させることは期待できないようです.ただし,彼らも考察していますが,慢性痛のVASが他の腸骨採取後の慢性痛を調べた論文より低くなっており,TAPブロックを行う価値はありそうです.

2011年11月20日日曜日

宮島の巨木

巨木に出会うのが大好きな僕は,宮島に来て,大興奮.紅葉谷公園にはたくさんの巨木があるのです.ふと見ると,切り株だけで2.5畳くらいありそうなものもあります.この木はどれくらいの背丈があったのだろうと思いました.そんな中で見つけた巨木がこれ.



















どれくらい巨木か,この写真だけではイメージできないと思いますが,184cmの僕が手を広げても,全然この写真でみる木の横幅に届きません.手を当てて,木から元気をもらいました.しかし,広島にいた頃は,巨木に出会うことを趣味にしていなかったので,こんなに宮島が素敵な場所だとは思いませんでした.

宮島セミナーin 広島

宮島セミナーin 広島に参加してきました.超音波ガイド神経ブロックのワークショップがあり,そのインストラクターとランチョンセミナーを依頼されたからでした.今年の日本麻酔科学会学術総会の時に,sanuki先生から話があり,即答で引き受けさせて頂きました.もともと広島大学麻酔科出身ということもありますが,実は別の理由がありました.

僕は小学生のころから,何かを置いてきて,それがいつまであり続けるかを観察するのが好きでした.
自分が広島をでる前の2000年に,宮島に最後に行ったときに,紅葉谷公園内の休憩所の屋根の骨組みのところに,コーラの空き缶を置いてきました.いつか宮島に戻ってきたときの思い出と思って.絶対に見つからないだろうと高をくくっていました.その空き缶に会うために,sanuki先生からの依頼を待ってましたとばかりにお受けしたのです.

ランチョンセミナーで開腹,開胸術での超音波ガイド神経ブロックについて講演し,ワークショップも終了した後,セミナー参加者と宮島水族館に行きました.宮島水族館で魚を見ている最中に,空き缶に会わなきゃと急に思い立ち,急いで宮島水族館を後にして,紅葉谷公園に向かいました.10年ぶりの宮島で,すっかり土地勘がなくなり,紅葉谷公園を探すのに,iphoneに道案内をしてもらいました.
紅葉谷公園の記憶を思い出しつつ,ようやく休憩所を見つけました.先客が休憩所を使っているにも関わらず,ゆっくりと近づきました.それはまるで初恋の女性に恐る恐る近づいて声をかけるような気持ちでした.休憩所の中に入って,そっと上を見上げました.

残念ながら,コーラの空き缶はすでにありませんでした.

2011年11月18日金曜日

そんなはずはない!セントラルエアコンだぞ!!

新築の我が家に導入したのがセントラルエアコン.エアコンを各部屋に取り付けないようにしたので,家全体がすっきりしてとてもよいのです.昨日,引っ越して,早速スイッチオンしました.吹き出し口からすこし涼しい風がでていました.そのうち,暖かくなるだろうと思いつつ・・・
小学校から帰ってきた娘達は,自分たちが学校に行っている間に住む家が代わっていることにおおはしゃぎしていました.しかし,そのうちに「寒い,寒い.パパ,寒いよ」と言い始めました.
「おまえ達は何をいっているんだ!そんなはずはない!セントラルエアコンだぞ!!25度設定にしてあるから,家全体が暖まるのに時間が必要なんだ.」とネガティブな娘達に活を与えました.ところがいつまでたっても,娘達が寒い寒いというので,仕方なく,前のマンションで使用していた暖房器具を取り出し,娘達を暖めました.

僕は2階に上がり,娘達に「ほら,2階は1階より温かいぞ!!パパなんか薄着でOKだ!!」と言いました.
長女は「本当だ.温か・・・・でも,寒いじゃん」と,プイと僕に背を向けて階段を下りていきました.

家族でお風呂に入り,子供達を寝かせ,深夜になり,やっぱりセントラルエアコンから吹き出る風が冷たい・・・・寝酒をするために布団から出てきた妻も,「寒いわよ.設定がおかしいんじゃない?」と聞いてきました.「そんなはずはない,セントラルエアコンだぞ!!」と返事をしつつ,「そんなにおかしいのなら確かめてみよう!!」と妻と一緒に,セントラルエアコンの設定モニターをのぞき込んでみました.

モニターには弱冷の文字.

僕:「あれっ?冷房?」
妻:「・・・・・・・」
僕:「あはははっ,エアコンのくせに温度設定だけじゃないんだ.」

「そんなはずはない! セントラルエアコンだぞ!!」を言い続けた父親の信頼はいとも簡単に崩れました.やっぱり,使用説明書を読まないといけません.

2011年11月17日木曜日

引っ越しました

新居への引っ越しを休みをもらって行いました.あらためて自分の本の多さにびっくりです.大学の講師室にもたくさんの本があるのですが,家にあった本だけでも書斎に造ってもらったら本棚がいっぱいになりそうです.あらためて断捨離しないといけないと思っています.パソコン関連のソフトをいれた箱もたくさんあり,それらの収納をどうしようか悩んでいます.これも,いらないなら捨ててしまったほうがよいかもしれません.

新築の感想ですが,とても静か!今までが幹線道路沿いに住んでいたので,道路を走るトラックやバイクの音が部屋まで響いていました.それが一切ない,高気密高断熱の良さを実感しています.セントラルエアコンはつけたばかりなので,家の温度が均一にまだなっていないのでよくわかりません.吹き出し口から涼しい風が吹くので,逆に寒いくらいです.明日以降,どうなっているか・・・・

まだまだ,知り合いが訪ねてきても見せられる状態ではないくらいの段ボールだらけ.はやく落ち着きたいのですが,こればっかりはどうしもようなく,ゆっくりとやっていこうと思います.

2011年11月13日日曜日

マイホームの受け渡し完了

今日一日,完成見学会でたくさんの人が我が家を見学しに来場されました.近所の方の見学はお断りしました.まだ挨拶もしていない近所の人が僕の家の構造を知っていることに対しては少し抵抗があったからでした.あくまでフロンヴィルホームズ名古屋で家を建てようか迷っている人や僕の知り合いだけにさせていただきました.

見学会終了後の夕方5時30分に,建築デザイナーのブーンさん,ゼネラルマネージャーの太田さん,現場監督の豊川さん,社長の黒川さんが立ち会いのもと,家の説明を聞きながら,最後に鍵を頂きました.素敵な家を建ててもらって本当に感謝でした.「住んでからもいろいろな点で気づいて修正してもらいたい点が出てきたら,遠慮無く連絡してください.」と言って頂けたことがとてもありがたいと思いました.

明日からいよいよ,家の荷物を少しずつ移していきます.

我が家の完成見学会

明日,いよいよ新築の我が家が引き渡しの日を迎えます.しかし,その前に完成見学会をすることになりました.マイホームを建ててくれたフロンヴィルホームズ名古屋から見学会をさせてほしいと,引き渡し1ヶ月前点検のときに依頼を受けました.5月からの半年,風呂場の天井が低すぎたとか,屋根の防水シートが破れていたなどの様々な問題もありつつも,そうした問題を一緒になって解決しながら家を建ててもらい,とても楽しく過ごすことができました.その感謝の意味もこめてOKと即答しました.
今日,博多から帰えって,新築の我が家を見に行くと,フロンヴィルさんが見学会用に家具を搬入して明日の見学会の準備をすませていました.写真でみる,ダイニングテーブルもソファーも僕のものではありません.インテリアの専門家が僕の家を飾るとこうなるのか~~~~と感動してしまいました.こんな感じにできたら素敵だな思いつつ,無垢のソファーを買う余裕はすでにありません.

僕は敷地の北西の角を車2台を駐車できるスペースとして空けました.道路との境もないせいか,なぜかこの駐車スペースを平気で横切る車や人が多いこと,多いこと.「ここは俺の私有地だ,おまえ達が道路を曲がりやすいために提供したわけじゃない.」と思いつつ,自分は度量が狭いのかなと考えてしまいます.僕の感覚から言えば,近道したいからと言って,平気で人の敷地の中を通る人の感覚がわかりません.

福岡に行ってきました.

今日は,久しぶりに博多に行ってきました.日本シリーズでドラゴンズを応援しにいったわけではなく,ソノサイトのエデュケーションセンターでワークショップをするためでした.これまで博多でのワークショップはアクア博多で行われ来ましたが,今回だけはアクロス福岡でした.僕は仕事の合間にメールを読むので,ついつい「アク」まで見て,いつもと同じ場所だなと思い込んでしまいました.いつも通り,会場に行くと,もぬけの殻・・・あれれれっ???と思いつつ,少し待ってみました.しかし,待てど暮らせど誰も来ません.開始時間の5分前なのに・・・おかしいなと思いつつ,警備員さんに「今日,会議室の502であるセミナーはどうなりましたか?」と訪ねると,「502?ここはすべてA,B,Cで部屋を呼びますよ.」と返事.これは完全に会場を間違えていると気づき,急いでソノサイトのOさんに電話しました.Oさんは産休,育休中なのですが,僕の携帯にはOさんの携帯電話しか記録しておらず,切羽詰まった僕は電話しました.Oさんから正しい会場を教えてもらい,急いで会場に向かいましたが,すでに15分遅れ.参加して頂いた先生方や会場の準備をしていただいたソノサイト関係者のみなさんに大変ご迷惑をおかけしました.

今回のワークショップは,いつもと全く違っていました.超音波画像-プローブ(走査面)-刺入点が自分の正中面上に並ぶように準備がなされていたのです.僕がフェースブックやブログ上で指摘していたワークショップの問題点をわずか1週間で修正してくるソノサイトの動きの早さはびっくりしました.たまたまかもしれませんが,今までのソノサイトの姿勢からすれば,すぐにワークショップを修正したのではないかと思います.

2011年11月10日木曜日

麻酔科学の受容と発展

弘前大学名誉教授の松木明知先生著の「日本における麻酔科学の受容と発展」が臨床麻酔学会の時に新著として店頭に並んでいたのをご存じでしょうか?受容なんて言葉を見ると,受容体を連想して難しそう・・・と思って,手に取らなかった先生もいたかもしれません.実は,この本はとてもおもしろいので紹介したいと思います.

華岡青洲が麻沸散(通仙散)を使って,世界で初めて全身麻酔で乳がん摘出術を行った日はいつなのか,その記録である乳巌治験録が華岡青洲自身が記載したものではないのではないか,松木先生がそれらの疑問をどのようにして解明していったかについて詳細な経緯が述べられています.松木先生ならではの洞察力に驚いてしまします.さながら,名探偵の心の中を覗いている気がします.

それだけではありません.「麻酔」という言葉を誰か初めて使ったのは誰か?
麻酔科医として知っておきたいものです.


Jacoby線という名称は,欧米では使われておらず,日本だけしか使っていない.Jacoby線という名称はどのようなルーツで日本に来たのでしょう?

特筆すべきは,2010年の福岡で開催された13th Asian and Australasian Congress of Anesthesiologistsで松木先生が華岡青洲について英語で講演されたスライドとその発表原稿がそのまま掲載されています.海外からきた要人に華岡青洲について説明する機会がある人にとっては最適の教材になっています.

2011年11月9日水曜日

神経ブロック教育用レーザーポインター

五所川原の佐藤先生がカナダからレーザーポインターの部品を取り寄せて,自作のレーザーポインターを作成されて,臨床麻酔学会のときに見せてくれました.電源スイッチとグリーンレーザーによる点表示とレッドレーザーによる線表示ができる代物です.線表示ができるレーザーは,神経ブロックで平行法穿刺をする際に刺入点や針のアライメントを示すのに役立ちそうです.僕も何とかして手に入れて,ベトナムに持って行きたいと思います.作れる自信がないですが,家もたてたことだしDIYに挑戦してみようかしら.


2011年11月8日火曜日

超音波ガイド神経ブロックで初心者が冒しやすい過ち(3)

Dr Brian D. Siteはシミュレーション教育で,指導する内容は3つ.
1)人間工学的に無理な姿勢,
2)針の刺入技術の限界,
3)画面上の左右の間違い.

人間工学的に無理な姿勢に関しては,手術台の高さを低くしたり,超音波診断装置を自分の背後においたりした状態でブロックすることが手技に与えることを教えます.

刺入技術の限界では,交差法がいかに不正確にしか針先を描出できないかを学びます.深い部位
では,いかに簡単にターゲットを通り越して刺入してしまうかを必ず見せます.

実際の左右と画面の左右が異なったまま,針を刺入すると,意図せずたくさんの構造物を針で損傷させてしまう(針のコントロールができなくなる)ことを教えます.

このシミュレーション教育の内容も僕自身が臨床の現場で必ず指導している内容です.僕のところにきた三人は僕のブログを読んでどう思ったでしょうか?今回の超音波ガイド中心静脈穿刺において平行法を上手にやるためのコツとして挙げた内容とも一致します.僕自身はエキスパートでもなく,エキスパートを育てているわけでもない.僕はBrianが行っている初心者向け教育を一人の麻酔科医に徹底的に仕込んでいるのだと理解しました.

2011年11月7日月曜日

超音波ガイド神経ブロックに関連した初心者が冒しやすい過ち(2)

Dr Brian D. Siteは,さらに,これまで認識してこなかったブロックの質に影響を与える行動を見つけています.
1.局所麻酔薬の広がりが不適切であることに気づかない.
2.疲労してしまう.
3.画像の左右が逆転していることに気づかない.
4.筋収縮が出現していることを見逃す.
5.ありえないところから刺入する.

Brian Siteは,こうした点が神経ブロックの質に影響を与えてしまうことに気づき,シミュレーションでの教育を開始したそうです.

2011年11月6日日曜日

超音波ガイド神経ブロックに関連した初心者が冒しやすい過ち(1)

Dr Brian D. SiteがASRAのニュースレターで超音波ガイド神経ブロックの技術習得における初心者の冒しやすい過ちを報告している.彼は初心者が行った520手技の様子を記録し,その動画を検討して398個の過ちが見つかったといっている.

具体的には
1.針が描出されていないにも関わらず,針を進める(43%).
2.不用意にプローブを動かす(26.9%)
3.器具の準備不足(11.6%)
4.無理な姿勢による実施(7.8%)

彼のレターを沖縄からの帰る飛行機の中で読んでびっくりしてしまった.なぜなら,僕が超音波ガイド神経ブロックでしつこく指導していきたことが彼が指摘する初心者の冒しやすい過ちの上位4つに入っているからです.K先生,Y先生,YT先生は胸部傍脊椎ブロックでこのことを嫌と言うほど,僕に注意されたはずです.どうでしょうか?

2011年11月5日土曜日

ワークショップの限界

日本臨床麻酔学会のワークショップがありました.僕は12時の飛行機しか予約できず,途中で会場を後にしました.誰しも正しくできる平行法を教育していく必要性を,今回の学会ほど考えさせるものはありませんでした.僕が教えている内容をエキスパートにしかできないものと誤解されていることをはっきりと認識した学会でもありました.なぜ,そんな誤解がうまれてしまうのか?その温床は今のワークショップのあり方にあると思います.

ボランティアを使って局所解剖を理解することを目的としているとは言え,あまりに臨床とはかけ離れた位置に超音波診断装置を置き,本来ならそんな立ち位置でプローブをあてることはないという立ち位置でみんな画像を描出しています.テーブルもその場にある低い机を代用し,受講者は前屈姿勢で,首をひねってやっています.きっと,受講者の中には,そんな格好でブロックをしてもよいのだと勘違いしている人もいるでしょう.実際,僕のところに研修にきた人たちは,超音波診断装置の配置や自分の立ち位置の重要性を認識していませんでした.

各ブロックに適した超音波診断装置の配置,立ち位置まで教え,机を手術台の代用として使用するのなら,本来の立ち位置で受講者に座らせて描出させるなどの配慮をして行かない限り,平行法での穿刺が容易であることを誰も理解できないでしょう.平行法は針を刺す前に勝負がついているんです.姿勢が大事!!もう少しワークショップの形も工夫していかねばと思います.

2011年11月4日金曜日

僕の教え方

今の施設では僕の手技を必要としてくれてはいるが,僕の手技を学びたいと思っている者はAA先生を除いてはいない.臨床教育制度が始まって以来,若手医師は教えられることが当たり前で,教育的立場の者は相手がどんな者であれ,教えることが当たり前になっている.そんな現状だから,若手はやる気があっても表現しなかっただけかもしれない.ただ,僕が熱心に教えもした時期があったが,それに応えてくれることはなかった.そんな中,僕の知識や技術を学びたいという若手麻酔科医が三人,これまで僕のところを訪れた.彼らは貪欲に僕の知識と技術を学んでいった.そして,三人とも自然にずば抜けた超音波ガイド手技を身につけて帰って行った.いつの間にか僕の教育プログラムはエキスパートを育て上げるシステムとして,みんなから言われるようになった.

今日の超音波ガイド中心静脈穿刺のパネルディスカッションで,「誰もができる手技でなければならない.エキスパートができるものではいけない.」という趣旨の意見があった.末梢神経ブロックにしろ,中心静脈穿刺にしろ,僕が発言をすると,「エキスパートだから・・・」とか,「先生だからできること」と言われてしまうことが多い.しかし,自分としては,そんなことをこれぽっちも思っていない.誰しもができる超音波ガイド手技を教えていると思っている.超音波ガイド手技を学びたいと思っているものに正しく手技を行うためにはどうすべきかを教えているだけだからだ.とにかく,それを徹底的に教えている.しかも,僕を必要としてくれている一人の若手だけに.最終的には,超音波画像をみて,どのような刺入経路でアプローチするかという感覚まで一緒になってくる.

一方,現況の超音波ガイド中心静脈穿刺の教育はどうなっているだろう?多数の医師をターゲットに交差法を教育し,いつの間にか交差法による穿刺法を考案したT先生の思い(針先をちゃんと描出しなければ危険だということ)を理解することもなく,単に超音波画像で中心静脈を見ているだけで,針先を描出せずに穿刺することで事故が起きているとT先生が指摘されていました.今日のパネルディスカッションでもT先生は,正しくない超音波ガイド中心静脈穿刺がなされてしまうために,とうとう超音波ガイド中心静脈穿刺を自ら否定して,Dr Englishが考案したランドマーク法による中心静脈穿刺がどんなものであったのかを原点回帰をして,パネルディスカッションの講演としてしまった.


僕が教えていることは,誰もが正しく針先を描出する平行法である.針先を描出することがいい加減になってしまっている人たちからすれば,その教育を受けたものがエキスパートに見えるだけだ.そうであるならば,僕はエキスパートを育てていこうと思う.そして,ちゃんと自分が教えていることがしっかりと相手に伝わっているか確認するために,一人に徹底して教えていこうと思う.僕が教えた彼らがそのまま全国に散らばって,各地で僕が伝えたことを他の人に教育してくれたら,確実に僕の教えていることがみんなに伝わっていくと思う.

臨床麻酔学会2日目終了

臨床麻酔学会の二日目が終了しました.僕自身は超音波ガイド中心静脈穿刺のパネルディスカッションでパネリストとして壇上にあがりました.このディスカッションは本来は「中心静脈穿刺として,平行法と交差法のどちらがよいか.」ということで演者が選出されたのですが,残念ながらそういう方向性にはなりませんでした.おそらく聴講した先生達の中にも,その議論が聞きたかったのではなかったかなと思います.

新潟のジャイアンは名古屋大学で経験した症例を報告していました.この症例は,僕がジャイアンに師匠として唯一,超音波ガイド穿刺の凄みを見せた思い出があります.

今回,懇親会ではネーネーズの歌を堪能することができました.心洗われる歌詞と体に染みこむ歌声に酔いしれました.懇親会に参加しなかった麻酔科医はもったいなかったと覆います.

2011年11月3日木曜日

日本臨床麻酔学会第1日目終了

日本臨床麻酔学会に参加するために沖縄に来ています.11月の沖縄がこんなに暑いとは思ってもみませんでした.雰囲気としては,6月に開催される日本麻酔学会です.みんな額に汗をかきながら移動しています.

朝一番は,妊産婦死亡登録と母体安全の提言という基調講演を聴講し,そのままシンポジウム1の日本における妊産婦死亡を聴講しました.自分が見てきた周産期医療はごく一部であり,もっともっと危機管理学として,周産期医療の体制を構築していく必要性を感じました.

午前の途中からはソノサイトブースでミニワークショップをしました.