2011年9月19日月曜日

決死の買い物大作戦

今回,facultyに用意されたホテルが5つ星のFairmontホテル.朝食は出るのですが,後は自分で食事をとります.現在,新築中である僕はすでに財産が底をつき,この5つ星ホテルで全食をとり続ける経済的余裕などありません.しかし,さすがに5つ星ともなると,コンビニなどありません.ヒルトンのような便利さはない.このままでは餓死すると思い,iphoneを使って検索するも,小さなお店などヒットするはずもなし.恥を忍んで,同じ東洋人の顔をしたスタッフに食料の買えるショッピングストアはどこか尋ねました.車でいくのかと訊かれたので,on footだと答えると,それなら隣の建物の横にスーというお店があると言われました.心の中で「あんたは話が分かる人だ.さすがだよ.」と感謝しつつ,意気盛んに歩いて行きました.

ところがいくら歩いても,隣の建物が終わりません・・・延々と壁が続いている.途中,何度もタクシードライバーが僕にクラクションを鳴らしながら,乗れ乗れとジェスチャーをしてきましたが,僕はNo thank youと手を横に振り断りました.1 kmほど歩いて,漸く建物がなくなりました.見えてきたのはSoukという名前がついた建物.スーじゃなく,スークという名前で「ク」の音が僕の耳では聞こえなかったのだと,すぐに気付きました.中に入って,直ぐに目に飛び込んできたのはスターバックス.そこで,スタバのサンドイッチとお水を夕食用に買うことにしました.旅行に行く前に下調べをしてくれた妻が「買い物は端数は切り上げらしいよ.」と教えてくれていましたが,日本でUAEのお金を換金すると,大きな額のお札にしか換金できませんでした.大きい額のお札で払ったら,おつりをくれませんでした.このどんぶり勘定が産油国の証だと文化の違いを感じつつ,日本円にしても大した額ではないので,そのまま文化の違いを感じる経験代だと思うことにしました.更に中を散策していると,いろんな人が声をかけてくれて,お店の中に入るように促してくれるのですが,みんな「ニーハオ」と僕を中国人に間違えてきます.「アニョハセヨ. I am a Japanese.」と訳の分からない返事をしておきました.うれしいことに,この建物の中に日本で言うコンビニのようなお店もあり,そこでジュースとパンとポテトチップスを購入しました.これで,しばらくは大丈夫だと意気揚々と帰路につきました.ところが,途中から何故か,体がよろめくようになりました.はじめは,履いているMBTシューズのせいかと思いましたがどうも違うような気もする.しかし,次第に頭がぼーっとし始めて,ようやくこれは熱中症になりかけているのだと気付きました.タクシードライバーが何度もクラクションを鳴らして僕に近づいてきた理由を悟りました.アブダビのお天道様を舐めてはいけなかったのです.UAEは道ばたで飲水食をしてはいけないと地球の歩き方にあったような気がしましたが,命のほうが大事だと思って,スタバで買ったお水を道ばたでこっそりと飲みました.結局,ホテルに着いたころには汗だくになっていました.Dr Saltiにも,あやうくheat strokeになりかけたと話したら笑われました.

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