子供の小学校から防災ずきんを購入するように指導がきました.防災ずきんとは,普段は座布団として使用し,災害時には,頭からかぶって逃げる頭巾です.今は防災ずきんといいますが,もとは戦争中の防空ずきんの名残です.これって,災害時に何の役に立つのか全くわかりません.座布団程度のもので,頭を保護できるはずがありません.頭を保護する目的であるのなら,ヘルメットを用意すべきです.考えるに,太平洋戦争中にアメリカのB29が落とす焼夷弾による大火災から逃げる際に,髪の毛や顔が焼けてしまうのを防ぐのが一番の目的だったのでは・・・.防空ずきんの本来の目的は戦争体験をしたご年配の方に訊かないとわかりませんので,何とも言いようがありません.ただ,東日本大震災の経験からすれば,防災ずきんは必要ないと考えます.阪神大震災のときのような家屋倒壊が今の建物では,ほとんど起きない.それに建物崩壊したなら,防災ずきんでは頭は守れない.東日本の学校を映した映像では,学校の棚にヘルメットが置かれていました.いつまでも,防災ずきんなんて言っている程度ではいけないと考えます.そんなうんちくを述べた僕ですが,春に来たPTA役員の依頼を開口一番で断ってしまいました.
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