山形のK先生がこのプログラムに参加して2ヶ月が経過しようとしています.途中,僕の年休と正月休みが入ってしまったので,その分症例が少なくなってしまいました.経験した症例数は以下の通りです.K先生は全くの経験なしで開始しましたが,今では腹横筋膜面ブロックや腹直筋鞘ブロック安全に実施できるところまで上達しています.この場合の安全にというのは,僕が書いてきた平行法を実施できるという意味です.胸部傍脊椎ブロックのカテーテル挿入も難しい症例では,アドバイスがいりますが,痩せている患者さんには全く問題なくカテーテルを挿入できる状況です.正月休みの影響で,整形外科下肢手術が減ってしまったので,神経刺激ガイド腰神経叢ブロック&傍仙骨坐骨神経ブロックの症例数が少なくなっています.スカルプブロックは当たり前ですが,盲目的手技です.神経ブロックをするためにオペ室を渡り歩く日もあれば,実際に症例をあてて一例に対してじっくり神経ブロック併用全身麻酔の全体の流れを経験してもらう日もあります.
この教育プログラムでは,僕と一緒に末梢神経ブロックをするだけではなく,実際に僕が各科の手術にどのような工夫をして全身麻酔に末梢神経ブロックを組み込んでいるか,そのノウハウを学んでいただいています.ケタミンの使い方も勉強できます.
胸部傍脊椎ブロック(ほとんどカテ入れ) 24例
腹横筋膜面ブロック 33例
腹直筋鞘ブロック 10例
星状神経節ブロック 18例
腕神経叢ブロック斜角筋間アプローチ 3例
鎖骨上アプローチ 4例
鎖骨下アプローチ 1例
腋窩アプローチ 1例
腰神経叢ブロック 3例
坐骨神経ブロック傍仙骨アプローチ 5例
膝窩アプローチ 3例
大腿神経ブロック 4例
肩関節注入 3例
深頚神経叢ブロック 2例
スカルプブロック 2例
腋窩静脈カテーテル挿入 5例
腰椎椎間関節注入 3例
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