2011年1月5日水曜日

持続浸潤麻酔用多孔式カテーテルがもうすぐ使える

 持続浸潤麻酔術後研究グループと八光によって開発されてきた持続浸潤麻酔用多孔式カテーテルの製品名,規格,価格が決定したようです.ペインクリニックセットという名前で,側孔が3,5,8,10個ついているタイプの4種類があります.これで硬膜外ブロックが禁忌となる症例の開腹術の急性痛管理が大きく変わってくると思います.外科医が創部にカテーテルを留置することに難色を示すことが予想されますので,普及するには3年程度はかかるのではないでしょう.個人的には,創部にカテーテルを留置するより,持続TAPブロックのほうが受け入れられやすいのでないかと思います.

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