2011年1月18日火曜日

超音波ガイド腋窩静脈カテーテル挿入,気胸の確認

 超音波ガイド腋窩静脈カテーテルの挿入後,胸部レントゲンを撮影をして気胸がないことを確認していると思います.胸部レントゲン撮影より超音波診断装置のほうが気胸を診断する能力は高いでのです.Lung ultrasoundと分野があります.通常の肺はsliding signと言って,胸膜が呼吸性にスライディングしている像が観察できます.気胸ではsliding signが消失します.胸部レントゲンで検出できない少量の気胸を検出できるのです.しかし,最上部にプローブをあててないとsliding sign消失を見逃してしまう可能性があるので注意してください.最上部周囲でブローブをいろいろ当てて,胸膜がスライディングしているか確認したほうがよいでしょう.
 運悪く気胸を起こしてしまったとき,人はsliding sign消失を目の当たりにして所見を否定してしまうものです.必ず,まわりの人と一緒に気胸の確認をしましょう.

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