2011年5月15日日曜日

Continuous Bilateral Thoracic Paravertebral Block (2)

持続胸部傍脊椎ブロックはもちろん,全身麻酔下にカテーテルを挿入しています.カテーテル挿入後に,0.375%ロピバカイン15 mlをそれぞれのカテーテルから投与します.手術中は持続投与を行いません.3時間以上の手術なら手術終了後に,再度同じ量を投与します.その後,0.2%ロピバカイン4 ml/hをそれぞれのカテーテルから持続投与しています.麻薬はモルヒネのIV-PCAで投与します.

Anaesthesia 2003;58:363-384で心臓手術における両側持続胸部傍脊椎ブロックが記載されています.心臓手術ということもあり,使用するロピバカイン濃度は低濃度を使用しています.0.2%ロピバカイン0.2 - 0.25 ml/kgの単回投与を行い,持続投与はフェンタニル0.5µg/kg/h+0.075%ロピバカイン0.15 ml/kg/hとしています.

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