Y先生は最近は腕もニョキニョキあがりで,もうやり尽くした感を見せ始めていました.そんな中,今日は凝固機能が破綻してしまった4が月の乳児に中心静脈カテーテルをY先生と一緒に挿入しました.内頚静脈が狭窄していることがスキャニングで判明し,腋窩静脈にカテーテルを挿入することに.Y先生は1回目の穿刺で針は腋窩静脈に穿刺できましたが,カテーテルをうまくいれることができませんでした.さんざん苦労して穿刺に何度か挑戦しましたが,とうとう腋窩静脈周囲に血腫ができ,穿刺が困難になってしまいました.そこで僕と交代して,師匠としての腕を見せることに.超音波画像でかろうじて描出できる細くなってしまった腋窩静脈に向かって,1回で穿刺を終了.まだまだ格の違いを見せつける結果に.これで残り1ヶ月の研修を気を引きしめてくれることでしょう.ねっ,Y先生!
参りました。
返信削除最初は僕もノリノリでした。腋窩静脈に穿刺できたところまでは…。
その数分後、絶望的な気持ちになろうとは。無事に手術室を出られたのは先生のおかげです!
窮地に陥ったときにもそれを打開できる技術を身に付けたいです。
そして、傍脊椎も某科Dr.に”難しそうですね”といわれないようにしたいですね。
胸部傍脊椎ブロックは居合いのように一撃で仕留めなければいけません.迷い針をすると,どんどんできなくなります.
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