2011年5月4日水曜日

トラキライト: スタイレットの曲げ方

新潟のY先生は,マイ・トラキライトを持って名古屋に乗り込んで来ています.僕の超音波ガイド神経ブロック教育プログラムのよいところは,他施設の技術・考えに触れることができる点です.先日,Y先生は症例が当たったときに,トラキライトの技術を僕に披露してくれました.他大学に行き,自分の技術を見せることは,剣術の世界でいう道場破りにも似た精神状態じゃないでしょうか.Y先生は自分の技術を説明しながら僕に手技を見せてくれました.

僕もトラキライトは好きで,よく使っています.バイト先の病院でトラキライトブームを巻き起こしたことがあるくらいです.でも,僕のトラキライトのスタイレットの曲げ方は一風変わっています.フック船長のフック状態にスタイレットを曲げます.切歯から甲状切痕までのカーブを患者さんを横からみて,スタイレットで作ります.あとは非利き手で舌を持ち上げて,舌の沿わせるように挿入して気管挿管します.この画像がお手本です.


2 件のコメント:

  1. DAM講習会や他の気道確保の研修でトラキライトを使ったことがありますが、自身の施設には導入されていません。動画拝見しましたが、研修や講習で教わった曲げ方とは全然異なっておりビックリしました(笑)

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  2. この動画よりスタイレット部分の曲げ方は小さいです.個々の患者さんに合わせて,フックの大きさを決めます.

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