2011年5月2日月曜日

神経刺激ガイド傍仙骨アプローチ坐骨神経ブロックの魅力

下肢の手術では,まずは超音波を捨てて,神経刺激ガイド法で腰神経叢ブロックと傍仙骨アプローチ坐骨神経ブロックを身につけようと説明しましした.

神経刺激ガイド傍仙骨アプローチ坐骨神経ブロックの魅力は,いっぱいあります.一つは,簡単な穿刺で,仙骨神経叢すべてを遮断できる点です.二つ目は,ランドマークが上後腸骨棘と坐骨結節である点です.他の臀部における神経刺激ガイド坐骨神経ブロックは,すべて大腿骨大転子がランドマークになっています.これだと股関節脱臼をしていたり,大腿骨頭がつぶれて偏位していると,ランドマークの位置がずれてしまいます.傍仙骨アプローチでは骨盤骨折でも無い限り,ランドマークがずれることはありません.上後腸骨棘が触れにくい人がいます.初心者はよく上後腸骨棘を間違って同定します.よって超音波で観察して,上後腸骨棘を同定するとよいでしょう.

超音波ガイド法でも傍仙骨アプローチは可能です.ただ,神経刺激ガイド法より難しいと思います.臀部が球面なのでプローブ固定が難しく,さらに,神経刺激併用すると,Twichのために針先が動いてしまい,針先の固定が難しくなります.安定した針先の固定は神経刺激ガイド法のほうがしやすいです.よほど,ランドマークの同定を間違えない限り,神経刺激ガイドのほうが楽というのが僕の意見です.

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