2011年5月6日金曜日

そんな怖いものの介助はできません.

今や,名大では星状神経節ブロックを盲目的にやる麻酔科医は皆無となっているようです.僕が名古屋大学に赴任した当初,外来で超音波ガイド星状神経節ブロックをしようと外来看護婦に介助をお願いしたところ,帰ってきた言葉がこれでした.盲目的に刺した針に血液の逆流があっても,嗄声を起きても,盲目的手技のほうが怖くなく,超音波画像で解剖を把握しながら,安全かつ確実に行う星状神経節ブロックのほうが怖いというのには驚きました.他の医局員もまだ超音波ガイド法の利点を理解してもらえず,「別に・・・」みたいな状況でした.そのため,僕は臨床研究で日本にきたエジプト人留学生と一緒に超音波ガイド神経ブロックを細々と行っていました.チーム金曜日のメンバー達には想像できない外来の姿があったのす.

3 件のコメント:

  1. 知らないものには、新しいものには、貪欲でありたいですね。
    今日は、外来の看護師さんから「最近、エコー(超音波)活躍頻度がすごいですね!」と言われ、色々質問を受けましたよ。

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  2. 地図とコンパスの時代からNavigationへの時代革新ですね。勉強します。

    ところで最近SGBを行っていないので教えて下さい。
    ・C6とC7で拡がりは異なりますか?
    ・昔 オーストラリアのCousin先生?と思いますが、15ccくらい注入し胸腔へ拡がる方が上肢への効果がよい;という事だったように記憶しています。頚長筋への拡がりがみられる以外に尾側にも拡がりますか?また、上肢への効果との関連はいかがでしょう?

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  3. そんなに投与しなくても,充分にC7,T1まで拡がっていきます.上はC3~4まで拡がります.

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