2011年5月3日火曜日

坐骨神経ブロックで必要なアプローチ

坐骨神経ブロックは描出できたら,どこで行ってもよいです.それこそ大坐骨孔から膝窩まで1cm刻みで○○アプローチなんて名前をつけてもいいくらい,どこでもブロックができます.そんな中でどのアプローチを身につけるべきか、よく質問をうけます.

坐骨神経ブロックは臀下部より末梢では後大腿皮神経が遮断できないために,基本的には下腿外側面と足関節より末梢のみしか遮断できません.臀部,傍仙骨部では後大腿皮神経を遮断することができます.臀部,傍仙骨部ではプローブの固定が悪いので,神経刺激のほうが手技が簡単であること.臀部は特に坐骨神経は圧排されて同定しづらいことなどから,超音波ガイド法が特に優れているとは言い難いです.,坐骨神経ブロックで身につけるべきアプローチは?と訊かれたら、僕は「神経刺激ガイドの傍仙骨アプローチと超音波ガイドの膝窩アプローチ」と答えます.

4 件のコメント:

  1. 自分の身体で坐骨神経を追いかけるとどこまでも見えます。各々の手術に適切な場所で、ということなのですね。

    腕神経叢ブロックも複数のアプローチがありますが、pnbsiva's recommendはありますでしょうか?

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  2. cervical paravertebral blockですべて対応します.

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  3. わかりました。ありがとうございますm(_ _)m

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  4. あえて言うなら、大人では鎖骨上アプローチとcervical paravertebral blockをできるようにとみんなに教えています。子供の外傷では鎖骨下アプローチも覚えておく必要はあります.

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