2011年3月19日土曜日

講演終了

 今日は,胸部傍脊椎ブロックの講演がありました.朝からずっと緊張して,3時には目が覚めました.行く前に同僚でアメリカ麻酔学会専門医資格のあるA先生から20回は練習しないといけませんとアドバイスを頂いていたので,ちょうど20回,空で原稿が言えるように練習をしました.香港に来てからも,ホテルの洗面所の鏡の前に立ち,自分に語りかけるように練習を繰り返しました.講演時間は25分.練習では25分を超えてしまうことが度々で,大丈夫かなと心配していました.

 僕は今日,4人目の演者.演者席に着いてからは前の演者の時間を使って練習を繰り返すこと三度.ようやく自分の順番がまわってきました.僕のことが紹介され,壇上に立ち,Dr Karmarkerへの感謝の意を述べ,次に大震災で世界中の人が直ぐに援助の手をさしのべてくれたことへの感謝の意を述べました.とは言っても,ガチガチになり,練習したときのような流暢さもないものの,ジャパニーズイングリッシュにならないように,意味のある文節までを話すようにしました.講演時間も,心配していたのとは裏腹に25分以内で終わらせることができました.この講演で,もっとも失敗だと思ったのはMBTシューズを履いてきたことです.緊張から脚が振るってしまったのですが,MBTシューズに脚の振るえが伝わり,身体が揺れてしまい,バランスをとるのに苦労しました.
はじめは緊張していたのですが,途中からは講演慣れしているいつもの自分に戻って話すことができました.僕の英語が良かったのか,よほどスライド作りが上手だったのか,他の演者より僕のスライドの写真をとる先生が多かったと思い,まずまずの発表だったのではないかと思っています.

こんな貴重なチャンスを僕に与えてくださった先生方に感謝します.またひとつ成長させていただきました.講演終了後,すぐにドバイの先生から9月にドバイである学会に来て欲しいと依頼を受けました.うれしい依頼です.

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