2011年3月28日月曜日

Lung Ultrasound (7) 肺炎

肺炎では,どのような超音波画像を呈するかを紹介します.大切なことは,肺炎初期の感染が一部に限局しているときは,鋭い観察力で所見を探すことです.肺全体が感染の場になっているものは誰でも探せます.また片肺だけの肺炎なのか,両肺なのかも注意すべきです.

1.sliding signがなく,B+ lineを呈する-感度11%,特異度100%
2.片肺でA line with sliding sign(正常)と片肺で前胸部でB +line(患側)-感度11%,特異度100%
3.肺硬化像-感度11%,特異度99%
4.A lineがあるが,背外側でPLAPS-感度42%,特異度96%

1~4の所見を一まとめにして肺炎を診断すれば,感度89%,特異度94%となるそうです.

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