2011年3月2日水曜日

Lung Ultrasound(1)

みなさんは,超音波画像診断で肺の状態を把握できることをご存知でしょうか?僕がこのことを知ったのは2008年ISURAがトロントで開催された時でした.フランスのDaniel A. Lichtenstein先生がLung Ultrasoundについて講演をしました.彼はLung UltrasoundがCTや胸部X線より感度特異度が高く,早期に異常を診断できることを症例呈示もしながら説明していました.実に話の面白い先生で,日本にもいつか来てくれないかなと思っています.彼は集中治療領域でLung Ultrasoundを確立させた第一人者で,たくさんの書物がでています.3月は,Lung ultrasoundの基礎を少しだけ紹介したいと思います.

プローブは何でも良いと思いますが,ご本家Lichtenstein先生はマイクロコンベックスプローブを使って,BモードとMモードを駆使して鑑別診断を行っています.Bモードで一見すると同じように見えても,Mモードでは全く異なる像になります.臨床でぱっとみる限りでは,Bモードだけでもよいと思います.胸郭を前胸部,側胸部,背部にわけてチェックすることをお勧めしています.

2 件のコメント:

  1. こんにちは。今とても関心のあるところです。ちょっとだけと仰らず、色々教えて下さい!

    返信削除
  2. ほしさんへ
    コメントありがとうございます.lung ultrasoundはそんなにたくさん覚えなければならないというものではありません.だから,ちょっとだけなんです.

    返信削除