TEEで心臓外科手術の麻酔管理をしている人は胸水は見慣れた画像と思います.その時に肺硬化像までは気にしている人は少ないのではないでしょうか? 胸水は壁側胸膜と臓側胸膜の間で貯まり,完全に無エコーとなって(黒くなって)いる部分です.臓側胸膜は空気の含気があるために,高エコー性にガタガタのラインになっています.肺実質は浸出液が貯まることで,tissular patternを呈して描出(肺硬化像 alveolar consolidation)されてきます.背外側でこうした像が観察される病態をposterolateral alveolar and/or pleural syndrome (PLAPS)と呼びます.
0 件のコメント:
コメントを投稿