なんと不思議なことに,先日,山形に帰ったK先生とバイト先の麻女三人衆のひとり,自称エス先生から同じ日に,両側TKAのときに末梢神経ブロックをどうするのか尋ねられました.両側TKAでは,さすがに腰神経叢ブロック&傍仙骨坐骨神経ブロックを両側にやるわけにはいきません.居所麻酔薬の使用量が多すぎます.僕は,等比重マーカイン3-4mlで脊髄くも膜下麻酔をして,手術終了時に大腿神経ブロックを行います.もちろん麻薬持続静注もしくはiv-PCAをつけて病棟に帰室させます.こうすることで局所麻酔薬の使用量も減らしながら,末梢神経ブロックを堪能できます.整形外科医の視点に立てば,術翌日に抗凝固療法をスムーズに開始できます.
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