2011年2月7日月曜日

経絡治療を活かす

 実は,僕は経絡治療もできるんです.ペインクリニックで使用する内服薬の多くは副作用として,眠気や全身倦怠感を起こしてくるものが多く,リリカ,ガバペン,ノバミンなどいろいろです.処方したときは元気だったのに,次の受診で,ぐったりとした患者が突然,目の前に現れることもあります.こうした眠気や全身倦怠感で患者さんがグッタリしてしまった時には,内服を中止するのは当然ですが,その時に経絡治療をするのも効果的です.
 膀胱経に対する治療を行ってあげると,その場で元気を取り戻します.膀胱経は経絡図を見ると,頭のてっぺんにまで経絡が走っています.つまり,膀胱経は脳を支配していると考えられています.東洋医学的には,膀胱経の気の詰まりによって,うつ,不眠,元気がないといった症状がでるとと考えるのです.膀胱経への治療(臓腑通治,補強,相克)で,それまで活力のない目をしていた患者さんがいきなり目力のある表情に戻るので,まわりの人はびっくりします.

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