2011年10月19日水曜日

プローブカバーの装着方法

プローブカバーをどうやって装着していますか?プローブカバーの中にゼリーをたっぷり入れて,そのカバーの中にプローブを送り込むように装着している人が圧倒的に多いのではないでしょうか?この方法ではとカバーを持つ人,プローブをカバーの中に送り込む人の2人が要ります.僕の方法は1人で,綺麗にカバーを装着できます.

僕の方法では,
1.まずはプローブの皮膚接触面に不潔なゼリーを載せておきます.みなさんが本来ゼリーをたっぷり入れる側に手を突っ込んでおきます.
いつもはスタンドにプローブをかけて、両手に手袋を装着した状態で
プローブを握ります。このときはたまたま介助者にプローブをもってもらってます。
2.そのままプローブをつかみます.


3.プローブカバーの裏返しにしながら伸ばします.
4.カバーを裏返しに伸ばしきったら,輪ゴムをリニアプローブのネックに1本かけます.このとき,左手でプローブを握りながら,皮膚接触面上のカバーにテンションをかけておきます.プローブの皮膚接触面で,カバーにテンションがかかった状態で,輪ゴムで固定すると,カバーがよじれることで画質の悪化を防ぐことができます.輪ゴムは一巻きするのではなく,伸ばして2ー3回は巻いてください.

5.最後にプローブのハンドルの部分に輪ゴムをもう一個かけておきます.これにより握っている最中にプローブカバーが手の中でずれてしまうことを防ぎます.プローブカバーが握っている最中に手の中でずれてしまうと,握力が必要となり疲れます.

3 件のコメント:

  1. 超音波画像を探していたら、
    このサイトに出会いました。
    教えていただきたいのですが。

    胸膜のエコー像で、A line, B lineという用語が
    登場していますが、
    すでに確立した用語なのでしょうか。
    これまで読んだことがありませんでした。
    Mathis GのChest Sonography や
    本邦の教科書では見かけていません。

    出典・文献があれば、お願いいたします。

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  2. kobahideさんへ.
    投稿は関連するところで記載していただけますようお願いします.lung ultrasoundはフランスのDaniel Lichtensteinが確立しました.Chestをはじめとしてたくさんの雑誌に論文をだしています.A line, B lineというのは彼が定義したものです.ICU領域でCTより早く肺の状態を診断できるツールとして注目されています.非常に新しい分野なので,まだまだ日本の教科書には記載がないのは当たり前です.

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  3. pnbsivaさんへ
     投稿場所違いの件、申し訳ありません。

    最近の勉強不足を痛感しております。

    ところで、呼吸器超音波検査は1980年代に名取博先生らが本邦で発展させ、その功績で名取先生は国際超音波学会会長にも選出されました。90年代に韓国からの論文が増えましたが、本家日本ではしょぼくれてしまっている現状です。
    リヒテンシュタイン先生の論文も、本邦では基本所見として認識されているものが少なくないようですが、日本発信の英文論文が不十分だったため認知度が足りないのでしょう。

    呼吸器超音波学の再活性化のため、
    益々のご活躍を期待しております。

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