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2011年10月18日火曜日

超音波ガイド神経ブロックの「間」

旭川で行われた日本心臓血管麻酔学会のワークショップで僕のいう「間」の意味をもう少し詳しく教えて欲しいという質問がありました.

超音波ガイド神経ブロックは弓道などの射的競技に似ています.正しい姿勢で的を見つめ,弓を引いて狙いを定め,そして弓を放つ.この一連の動作の流れを型(かた)と言います.どんなに急ごうとも,型は崩れません.その型の中で弓を射るという動作を行うために,独特の時間の流れができます.それが間(ま)です.型が動作の流れだとすると,間は時間の流れです.神経ブロックも,正しい姿勢で穿刺するために超音波診断装置の位置と自分の立ち位置を決め,テーブルの高さを調整します.そして超音波ビーム面を自分の正中に一致させて,刺入点を見定めて穿刺します.この動作の流れが型(かた)です.この型で手技を行うことで,独特の時間の流れが生じます.これが間(ま).どんなに急ごうと,神経ブロックの型は崩れることはありません.型が存在するので,急いでいても間があるわけです.初心者は型ができあがっていないので,彼らの手技には間が存在しません.型の中で神経ブロックをするようになれば,間が存在しはじめ,針の描出能力も上がってきます.平行法では,針を穿刺する前に針が描出できるかできないか決まってしまいます.

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