2011年8月29日月曜日

持続末梢神経ブロックのカテーテル(4)

カテーテルをどれだけ針先から送り込めばよいか.筆者らは,針先から一定の距離だけカテーテルを送り出すことはよくないとしています.ブロックの種類や子供の年齢によってまちまちだからです.彼は,抵抗を感じるところまで送り,その距離を記録しておくことを薦めています.

僕はまず,カテーテルが単孔性か多孔性かで送り出す距離を決めます.多孔性の場合,もっとも近位にある孔がカテ先からどれくらいの位置にあるか把握し,その距離だけ針先から送るようにしています.単孔性カテーテルの場合は,2-5 cm程度としています.硬膜外針が10cmですので,針の挿入口でカテーテルのマークが12-15 cmになるように挿入します.硬膜外カテーテルの位置決めと同じように,刺入点から針の先端までの距離をしらべ,最終的には刺入距離に2-5 cm足した位置が刺入点になるようにカテーテルの位置を調整します.四肢の神経ブロックでは,うまく超音波ビーム面とカテーテル挿入方向が一致すると,針先からカテーテルが出てくるのを観察できます.針先からカテーテルがでたところから,2-5 cmカテーテルを挿入するようにしていますj.

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