超音波ガイド神経ブロックをペインクリニックで実施する場合の問題点は人手です.現在の超音波ガイド法は,術者は針とプローブを操作して,介助者が薬液を注入します.そこに人手の問題と合併症が起きたときに誰が薬を投与したのかという責任問題がでてきます.僕は看護師に局所麻酔薬の注入をお願いし,その責任は医師が執るという形にしています.もし自分で薬を注入できたら,こうした問題は解消されます.特にペインクリニックで行う超音波ガイド神経ブロックのほとんどは,局所麻酔薬使用量が5 mL以下です.自分で片手で注入できるシリンジがないかずっと探していました.そこで目を付けたのがこのタイプのシリンジ.ある会社に頼んで探してもらった結果,国内では循環器内科がカテーテル治療をする際に使用している耐圧のシリンジ10 mL用がありました.価格が400円と高価.ロック付きで耐圧加工してないもので,5 mL程度のものがあれば最高です.今,世界のどこかで作ってないか探してもらってます.
これなら一人で血液逆流テストと注入ができます. |
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