2011年7月1日金曜日

サンプルサイズ計算(9) サンプルサイズと検出力の関係

引き続き,帝王切開を脊髄くも膜下麻酔で受けた妊婦を対象に,TAPブロックをロピバカインで実施された群と生食で実施した群を比較した研究を使用して,見積もったサンプルサイズと検出力の関係を見ていきましょう.

この研究のPrimary EndpointはモルヒネIV-PCAの術後48 hrのモルヒネ使用量でした.見積もった差は20 mg,標準偏差は20 mgと見積もり,αエラー5%,検出力80%として,サンプルサイズは1グループ16人でした.

αエラー5%,差を20 mg,標準偏差を20 mgだけをJMPに入力すると,サンプルサイズと検出力の関係がグラフ化されます.下図をみると,検出力を上げると,サンプルサイズも増えていきます.

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