2012年3月4日日曜日

神経刺激ガイド法のワークショップの必要性

NYSORA asia2012で神経刺激ガイド法のワークショップを見学して,その必要性を再認識しました.僕自身は腰神経叢,坐骨神経ブロックを未だに神経刺激器を使ってやっています.以前は胸部傍脊椎ブロック,斜角筋間アプローチと鎖骨下アプローチの腕神経叢ブロックもやっていました.アジアの発展途上国に向けて,いかに末梢神経ブロックを遂行させるかということが中心で,講演でもレビューではなく,やり方を話して欲しいと言われました.案外,古めかしい手法ではありますが,面白いし,楽しい.確かに成功率は高くない,いや上手くなれば超音波ガイド法と同じ.日本でも,こうしたワークショップをやっていく必要性を感じました.ハイチの大地震でも神経刺激ガイド法が活躍していました.乾電池さえあれば,疼痛コントロールができる末梢神経ブロックの技術を地震大国,日本が維持しなくてよいのでしょうか?

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