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2012年3月27日火曜日

肋間神経ブロック前方アプローチ

下位レベルの肋間神経は肋骨弓を横切って,上腹壁に分布します.よって下位肋間神経をブロックすると上腹部開腹術の鎮痛になります.下位肋間神経を前胸壁でブロックする方法は2009年に僕が解剖死体研究をもとに検討し,日本麻酔科学会学術集会で報告しました.

この手法は,針先が壁側胸膜に接するところまで刺入するので,平行法の高い技術が要求されます.僕の神経ブロック教育プログラムでも最後の方にしかやらせていません.針を描出させる能力のないものが行うと,胸膜穿刺によって気胸を起こす危険性が高いからです.つまり,平行法がしっかりとできるかの試金石にもなります.昨日,藤子先生に肋間神経ブロック前方アプローチを開腹術でやってもらいました.多少のアドバイスはしたものの,見事に針を描出し,針先を壁側胸膜面にもってくる姿をみて,もう横浜の病院に戻っても大丈夫だろうと確信しました.

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