2012年2月6日月曜日

薪ストーブライフのためのチェーンソー

薪ストーブライフを始めて,薪を自分で自給自足しようとがんばっています.今は,薪ストーブライフを自給自足している方に弟子入りをして,チェーンソーでの木の切り方の指導を受けています.自分が教えてもらった内容を忘れないためにも,薪ストーブライフを自給自足でやりたいと思っている麻酔科医のためにも,ここに書き留めておきたいと思います.

薪ストーブは,その木が生きている間に吸収したCO2を薪ストーブで排出するだけで,地球温暖化の要因にはならず,最もエコな循環型エネルギーを使用している.薪には建築廃材は使わず,地域の人達との信頼関係を数年かけて築き,地域の人の思いが入った木を切らせて頂く.薪ストーブがあっても,建築廃材などを使用するようでは焼却炉と変わりない.薪ストーブを持っているだけでは駄目で,薪ストーブを焚く人のセンスが薪作りには問われる.自分の家を訪れた人がいいなと思って貰えるような薪を作らないといけない.ちゃんと薪置き場における美しい薪を作るには,木を切る際に何も考えずに切っていては,見た目も美しくない薪ができてしまう.

美しい薪を作るためには,
1.太さの均一な部分で40cm長の玉木が作れるよう,木を切っていく.
2.均一な太さの薪を作る基準点を探す.
3.基準点は,曲がっている部分の両サイド.
4.主幹の枝に分かれる部分も基準点となる.
5.小さい枝は,焚き付け用薪として使用できるので,捨てない.

効率的に家を暖めるには,
1.薪ストーブは「いかに非効率的にストーブを焚くか」が重要.
2.効率的に焚いてしまうと,あっという間に薪を消費する.
3.空気を絞り,薪ストーブ本体を暖めるには,薪が乾燥していないと駄目.
4.水を含有した薪は水の蒸発にエネルギーをとられて,ストーブは暖まらない.
5.よって,薪を2年乾燥させる.
6.細い薪を作ってはだめ.薪ストーブを焚くことと,五右衛門風呂や釜の薪炊きとは違う.
7.太い薪をつくる.
8.腕~下腿の太さの薪は割らない.太ももの太さで半分に割る.胴体の太さで4分割.
9.薪は常に二年分を蓄え,半分が1年薪,半分が2年薪になるようにしておく.
10.二年分の薪には,胸くらいまで薪を積んで駐車場2台分のスペースが必要.

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