2012年2月9日木曜日

持続末梢神経ブロックのカテ入れ

腕神経叢ブロックや大腿神経ブロックで,カテーテル挿入方法についてですが,最近,新しい試みを行っています.平行法で行うことは変わりありません.ただ薬液を入れる前にカテーテルを挿入してしまいます.針先をターゲットとなる神経まで持って行き,そこでカテーテルを挿入し,針先から4-5cmだけ進めます.その後,薬液を1mlずつ注入しながら,薬液が神経を包み込む広がりをするところまで引き抜いてきます.

これまでは薬液を最初に針から注入して,その後,カテーテルを挿入していました.しかし,この方法はカテ先の位置がわかりません.hyperechoic flashの位置で神経とカテ先の位置関係を把握していきます.何度も空気入りの薬液をいれているうちに解剖が分からなくなる問題がありました.しかし,カテを薬液注入前に挿入すれば,薬液の広がりでカテ先と神経の位置関係が把握できます.three hand techniqueとすると,一連のカテーテルの動きを描出することができ,精度が上がります.

今度,この画像をアップしたいと思います.

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