実は名古屋大学医学部附属病院麻酔科では超音波ガイド神経ブロック教育プログラムというものを行っています.3ヶ月から6ヶ月の研修で,手術麻酔およびペインクリニックで行う体幹の超音波ガイド神経ブロックを中心に学んでいただきます.四肢の神経ブロックは主に僕が出向する関連病院で行います.下肢では超音波ガイドだけではなく,神経刺激ガイド 腰神経叢ブロック&傍仙骨アプローチ坐骨神経ブロックやプロポフォールとケタミンを使った鎮静方法も学んでもらいます.実習期間を3ヶ月以上としたのは,手技だけ学んでも駄目だからです.超音波ガイド神経ブロックの準備,全身麻酔にどう取り入れるか,術後の注意点まで考えると3ヶ月は必要です.実習のメリットは実習者の手技と僕の手技を比較できることです.平行法における針の描出については一緒に手技をしながら画像を比較してみないと,自分の手技が未熟であることに気付くことができません.
現在,山形からK先生が3ヶ月の実習に来ています.名古屋大学に来るまでは全く超音波ガイド神経ブロックをやったことがなかったそうですが,今では胸部傍脊椎ブロックのカテ入れもできるようになってきています.K先生が2011年2月半ばまで実習予定ですが,その後は空きがあります.いつでもご連絡いただければ受け入れ可能です.3ヶ月は無理だよという先生でも,一週間程度の見学や実習も随時受け入れていますのでお気軽に連絡ください.
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