昭和大学横浜市北部病院からきたF先生がきて,3週間.1月第1週は3日しかありませんでしたので,実質2週間程度.その間に行ったブロック数は61.F先生のブロック経験数は限りなくゼロに近かったので,ブロック症例数を増やすことより末梢神経ブロックを取り入れた開腹術,開胸術,整形外科手術がどんなものであるかを理解してもらうことを中心に,ゆっくりしたペースで研修を始めました.それでも実質2週間で61ですから,それなりのペースにはなっています.本日のブロック数は7つですので,すでにハイペースの状態になりつつあります.手術麻酔のブロックはそれなりにこなしていますが,ペインクリニックでブロックが適応となる患者さんがたくさんはいません.現状では,SGBや頸椎椎間関節ブロックを経験してもらっています.
超音波ガイド神経ブロックの技術はというと・・・驚くスピードで上達しています.当初,観察された針先を途中で見失うことも,ほとんどありません.まだ,針の刺入と同時にプローブが動いてしまうことがあり,そのようなときは手技に時間がかかってしまうこともあります.自分がこれだ!と思う勝負画像の中に針を描出させてく技術の重要性を認識している毎日です.プローブが大きく動かなくなり,勝負画像上に針が出るようになると,「僕ならここに針先をもってくるな」という刺入経路の会話ができるようになるのですが,まだ,そうした会話は多くありません.2ヶ月目に入って,どこまで上達していくか,さらに楽しみです.
本日,持続傍脊椎ブロックをしているF先生.どうやら横浜市北部病院の 関係者のみなさんが僕のブログを読んでいるということがわかりました. F先生の近況を書かないと,不満が募ってはいけませんので,本日はF先生 特集としました. |