2011年8月10日水曜日

あけてびっくりTOTOのお風呂

新築中の家にお風呂が入ったというので,仕事終了後に楽しみにしながら家に行きました.お風呂の扉をあけてびっくり.えらく天井が低い,低い,低すぎる.お風呂はユニットバスでいいと思い,TOTOサザナのTタイプを頼みました.栄にあるショールームまで見学に行って,広さを決めてきたというのに,ものすごい天井の低いユニットバスが納品されていた.帰宅した僕に妻がそんなもんじゃないと気のない返事.気になってTOTOのホームページを見ると,内方寸法で高さは215.5cmある.狐に摘まれたような気になったので,再度,メジャーをもってお風呂の高さを測りに行った.案の定,天井高が197cmしかありません.184㎝の僕が飛び上がったら,天井で頭を打ちます.急いで現場監督さんに電話しました.夜遅いので,明日確認するとのこと.
打ち合わせでも,ショールームでも,お風呂の天井高の話はでてきませんでした.通常の規格通りであるなら,215.5 cmのはずなので,発注間違いか,TOTO側の作成ミスです.いずれにせよ,背が高い僕でなければ誰も気づいていませんでした.

肩の荷

ここ一週間ほど,ブログの更新をサボっていました.実は大学人としての仕事がたまっていたのです.6月に依頼された査読の仕事で,その内容についてどう返事をすべきか悩んでしまいました.悩んでいるうちに,関係者から再三にわたる催促メールを頂きました.特に,ここ一週間はうつ状態になりながら過ごしてきました.rejectするのは簡単ですが,どう改善すべきかアドバイスすることも大切だと考えて返事を書くので,さらに大変です.その上,仕事が滞るときに限って,さらに仕事が舞い込むものだから,心がパンクしそうになりました.とりあえず,今日一日で二つの仕事をやり終えました.すこし肩の荷が下りた気持ちに.こんなときに麻酔業務だけで不満を言っている若手がうらやましく思います.

神経刺激ガイド法, 針先の固定が大切

下肢手術では腰神経叢ブロックと傍仙骨アプローチ坐骨神経ブロックの組み合わせさえ覚えたら,鬼に金棒.この二つのブロックは超音波ガイド法より神経刺激ガイド法のほうがやりやすいという話をしました.神経刺激ガイド法では,針先と神経の位置関係を把握することができません.通常0.2 ~ 0.5 mAで筋収縮が得られるところまで,針先を神経に近づけていき,そこで局所麻酔薬を注入していきます.神経刺激ガイド法の失敗率が高いと言われてきた理由は,針先が動いてしまうことで局所麻酔薬を神経周囲に注入できないからです.やっかいなのは,術者が針先が動いたことを認識できないことです.いつのまにか動いている.これが動かなくなると,神経刺激ガイド法の成功率が上がっていきます.

針先を固定することは,つまり皮膚の刺入部から神経までの距離を一定に保つことです.これがなかなか難しい.針を持っていない手で刺入部を押さえ込みますが,この抑える力が変わるだけで刺入部から神経までの距離は大きく変わります.刺入部を押さえ込む力を腕の力でやろうとしても無理です.脇を締め,肘を体幹にくっつけます.そして体全体で刺入部を押さえ込むと,刺入部と神経の距離は一定に保てます.さらに針を持っている手が宙ぶらりんだと,体がぶれると,知らず知らずに針を抜いていることもあります.針を持っている手を,刺入部を圧迫している片方の手に添えてロックしてあげると,針先はしっかりと固定されます.

2011年8月2日火曜日

平行法の基本3つ

鹿児島のYT先生と一緒にブロックを開始しました.平行法の基本はプローブに針を合わせること.自分が描出したベストの画像上に針を描出させてくることです.そのためには3つのことに注意しましょう.

そのためには,まず体を固定します.体の軸を定め,脇をしめます.そして手のひらや前腕の一部を患者に密着させてプローブを固定していきます.さながら射的競技のような感覚が体の固定にはあります.

次に,刺入点を見定めることです.刺入点の見定めが不充分だと,針を刺入後に針を描出するためにプローブを大きく動かすはめ(針にプローブを合わせてしまうこと)になります.特に注意したいのは,刺入点をプローブに近づけすぎないことです.針を刺入する際に針でプローブを押してしまい,針が皮下に刺入されたときには,プローブがベスト画像の位置からずれてしまうことになります.

最後に,超音波ビーム面をイメージできているかも重要です.超音波ビーム面が皮膚に対して斜めな場合は特に要注意です.正しく刺入点を選んでも,斜めの超音波ビーム面に対して,皮膚に対して垂直な超音波ビーム面をイメージして刺入していると,針は描出できません.

2011年8月1日月曜日

名古屋大学超音波ガイド神経ブロック教育プログラム再始動

鹿児島大学麻酔科のYT先生が名古屋大学で神経ブロック教育プログラムに参加されます.鹿児島大学病院で,もっと末梢神経ブロックを麻酔に取り入れたいということで,医局の総意としてYT先生が派遣されました.今日から三ヶ月間,僕と一緒に末梢神経ブロックを行っていきます.今までは名古屋より“東日本の麻酔科医”が参加されましたが,今回は初の“西日本の麻酔科医”.九州地方の麻酔は,また少し違いがあると思いますので,麻酔法に関する文化交流も大変楽しみです.

彼はすでに超音波ガイド神経ブロックの経験が60例あり,今まで参加した中で一番の経験数があります.彼を鹿児島大学での末梢神経ブロックの指導者にするのが今回の僕の勤めだと思っています.

今回から神経ブロック教育プログラムに修正を加えました.「研修なんだから給料は我慢しろ.」というのが本邦における医師教育の主流な考えであることはわきまえています.しかし,それでは実践教育を受けたくても,金銭的な理由で諦めざるえない若い麻酔科医も多いのではないかと思いました.そこで医局長に無理を承知でお願いして,隔週で麻酔バイトに行ってもらうようにしました.少しでも経済的負担を軽減して,教育プログラムに集中してもらえたらと考えています.