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2013年3月14日木曜日

ニードルトラッキング

 僕は超音波ガイド手技をもっぱらやっているので、針先の位置を画像として教示するトラッキングシステムをいろいろ見せられ、意見を求められることが多い。ハイテクなものから、ローテクなものまで、いろいろ。しかし、交差法に関するものが多く、平行法のものがない。この辺り、交差法がおさかんなヨーロッパの勢いに超音波機器メーカーが乗ってしまっているのかもしれない。

 交差法なんてものは、浅在性の目標物に向かって使う手技であって、深在性の目標物に針先を運ぶときに使う手技ではない。それに、針全体(針先やシャフト)と重要構造物との位置関係が一目瞭然なのは平行法である。断然、平行法が安全な手技なのである。

 では、平行法がなぜ難しく感じてしまうのか?それは刺入点の見定めにある。針全体が描出されるということは、超音波ビームの面(走査面)と同じ平面上に刺入点がないいけないことを意味する。自分の選んだ刺入点が走査面上になければ、刺した瞬間から駄目な手技になってしまう。様々なニードルトラッキング機能をメーカーから見せてもらったが、この視点が抜けている。
「ここだよ。ここのライン上を刺せば、針は走査面上にあるよ。」それだけを教えてくれるだけで、平行法は充分なんだよ。欲を言えば、刺入角度と走査面から針先が外れ始めていることを教えてくれたら、もっといい。画面上に線が表示されたりするのは、目標物に寸止めする神経ブロックでは煩わしいだけだ。
 

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