2012年12月31日月曜日

それではよいお年を

大晦日をいかがお過ごしでしょうか?まさか、解離のオペしている麻酔科医もいたりして・・・
今年は、フェイスブック上で議論するあまり、ブログの更新をしていませんでした。また、手術室副部長となり、手術室全体のスケジュールを組むことになり、以前ほど、手術麻酔にだけ専念していればよいという状況ではなくなりました。その上、手術室および麻酔科の医療安全のマネージャーも担当することになり、様々なインシデントにも対応しなくてはならないようになりした。こうした状況にも負けず、来年はブログ上で情報発信ができたらと思います。

2012年12月28日金曜日

年末最後の良い知らせ

自分が診ている大学四年生の患者さんがいます。大学一年のときに、検診の採血針によって左腕の慢性痛を抱えました。この年末、患者さんは国家試験の勉強と卒業論文用の研究や執筆で左腕だけでなく、左手、右手にまで痛みがでてきてしまい、どうにもこうにもならなくなってしまいました。左手をかばうあまりに右手も酷使しているので無理もありません。前回の診察で、どうしたらよいのか分からなくなり、患者さんは泣いていました。そんな患者さんに、僕は、自分の母が戦争で祖父が死んで母子家庭の中で、辛い中を生き抜いたこと、そんな母がどんな時も諦めなければ道が開けるということを僕にアドバイスしてくれることを話ました。そして、最後に、歯を食いしばってでも、この困難を乗り越えろと伝えました。もちろん、精神論だけではなく、右手と左手の超音波画像診断を行い、責任病変部にステロイドを超音波ガイド下に行いました。今日、その患者さんが卒業論文の発表が終わったと、発表スライドの写しをもって、笑顔で報告してくれました。箸すらもてなかった患者さんですが、ボールペンに巻きつけるデバイスを使い、この難局を乗り越えたそうです。これからも、いろんな困難が立ちはだかると思いますが、大丈夫だと感じました。こういう瞬間に出会えることが、僕にとっての幸せである。

2012年12月22日土曜日

フィリピンからの手紙

フィリピンの麻酔科医から、胸部傍脊椎ブロックを教えて欲しいとメールがきました。久しぶりの海外からの手紙に、すこしワクワク。喜んで引き受けましたが、本当に来るかどうかは分かりません。
どうでしょう・・・・?