2011年5月8日日曜日

超音波ガイド神経ブロックの考え方(7):自己研鑽での注意点

経験数の少ない人が自分一人で超音波ガイド神経ブロックの研鑽を積むときに最も注意すべき点がひとつあります.それは,針先が描出できていないときに,針を進めないことです.

経験数が少ない人は,針がどれだけ刺入されたか感覚的につかめていないので,針が描出されていないと,どんどん刺入していきます.施設によっては,10cm長の針1種類だけであらゆるブロックをしていることもあります.こうした状況下で自己研鑽していくときには,このことを充分注意してください.
Y先生も研修開始当初は,針先が描出されていないと,針を刺入していくことがありました.刺入した距離感をつかむことが大事ですが,それは経験数に比例していきます.針先から1~2㎝程度のところに指を添えておくことで,針を刺入してしまわないようにできます.

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