2011年に,三つ目のアプローチが報告されています(Acta Anaesthesiol Scand. 2011 Sep;55(8):1030-1).内側顆レベルで,薄筋と縫工筋の腱膜の間で伏在神経が描出でき,この腱膜間に局所麻酔薬を注入する方法です.伏在神経が大腿筋膜を貫く前にアプローチをしており,ブロック成功率は13/14 (92%)とかなり高い.ただ,個人的には,膝蓋下枝infrapatellar branchがでる位置にバリエーションが多く,おそらくこの位置でも膝前面の皮膚の痛みを完全に取ることはできないのではないかと思う.伏在神経ブロックを何の目的でやるのかが大事なところだ.
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