昨日,日本麻酔科学会東海北陸支部地方会が行われました.僕はその中でワークショップのコーディネーターとインストラクターを務めました.ワークショップはいつもと違う形式をとりました.通常は様々なブースを回って,一通りの内容を受講する形式ですが,今回は,受講者が参加したい内容を選択できるようにして,ブース毎に参加申し込みをする形にしました.そして一つのブースにつき、1000円を徴収する形にしました.値段をみて,高いと思われた麻酔科医もいたかもしれません.しかし,海外に目を向けると,同じような内容で15万円も支払わなければならないものがほとんどです.それに対して,日本は知識を得ることに対する代価がものすごく安いことを知って頂きたいと思います.
今回は,手術麻酔用の末梢神経ブロックとペインクニックにおける診断と治療も含めた内容としました.Usui先生に運動器疾患として,肩関節の診断についてお願いしました.Usui先生は,お父上の会社に依頼して,独自のソフトを開発し,そのソフトを使ってレクチャーをしてくれました.Ultrasound Utility Shoulderという名前のソフトで,Appleから購入が可能です.ただ,価格は6000円と高目です.プローブの当て方と超音波画像,それと動画も入っていますが,解説文はまだありません.Usui先生の話を聞きながら,使用すると,価値のあるソフトですが,Usui先生の側にいない人向けに解説文を付けて頂けたらと思います.手元にmusculoskeletal ultrasounの本がある人は解説文がなくても,価値が理解できると思います.僕はもう買いました.
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